兵庫県洲本市上内膳
標高差:330m
『兵庫100山』 3度目の先山、何も期待しなければそれなりに楽しい山だ。
ウィキペディアから
兵庫県洲本市上内膳にある山。 標高448m。容姿が富士山に似ていることから「淡路富士」の愛称もある。
頂上には千光寺があり正月には初詣客で賑わう。 展望台からは三原平野や四国などを望むことができる。
また、洲本川の水源となっている。本山と諭鶴羽山(608m)、柏原山(569m)で「淡路三山」とも呼ばれる。
登り:45分
下り:27分
コースタイム:1時間22分
3回目の先山
1回目は参道歩きと仏閣が立っているだけの山頂にがっかりしたものであるが、それが判って期待無く登っている内に、それはそれで良い山に思える様になって来た。
せんざん
先山に移動途中、淡路SAに差掛かった時に日の出を迎えそうだったので少し待ってみた。 気温3℃の寒いなか多くのアマチュアカメラマンが日の出をまっていた。
6時55分、大阪湾の向こう奈良県辺りの山からの日の出を確認する。
天気予報では今日は最高の行楽日和になると言う。 放射冷却の影響により早朝の自宅付近は−1℃まで気温が下がったが、日中は10℃まで上がるらしい。
8時に参道入口の駐車場に着くが、既に満車状態で
道路まで車が溢れていた。
8時5分に駐車場から歩き始める。
しばし車が走れる舗装された道路を歩く。
8分程歩くと”車止め”となる。
車止めの周辺には駐車地が無いので歩いて来るのが正解である。
はっきり覚えている階段道となる。
インコースを歩けば段差、ピッチ共に歩き易くなる。
途中に展望が得られる場所があるが、対した景観は得られない。
更に擬木とセメントで出来た階段道が続く。
九丁目からは地道となり雰囲気が良くなる。
九丁目には休息ベンチと石碑があった。
”馬の背”的な参道。
参道ではあろうが登山道の感じとなって来る。
丁目石は山頂で十八丁なのでここで8割登ったことになる。
十五丁目でUターンする参道。
とっくに廃業して崩壊するのを待っているだけのお茶屋さんの横を通る。
登山道らしく登れるのはこの辺りまで。
最初の短い石段。 左側を5分も歩けば山頂駐車場に出るが、
今回は歩きたくて下の駐車場から登ることにした。
2つの石段は結構長い。
”千光寺”に着いたと騙される場所であるが、これは本堂では無い様だ。
3つ目の石段を上る。
展望所からは洲本市街、諭鶴羽山が望めるが霞んでいて景観としては大したことはなかった。
3つ目の石段を上り切ると展望休息所がある。
仁王門の両側には怖い顔をした仁王さんが立っている。
奥に見えるのが”千光寺”である。
4つ目、最後の石段を仁王門に向けて上る。
45分にて”先山”(448m)に着く。 千光寺の境内を山頂としているが、今日は三角点を探してみようと思い、千光寺を1周してみる。
境内が最終の”十八丁目”となっていた。
円形に囲われて周囲より1m程高い場所があった。 ここが先山の最高峰に間違いない。 上ってみると穴が掘られて三角柱が引き抜かれた様な跡があった。
3度目にしてやっと ”先山”に登れた感じがした。
千光寺の仁王門側も裏側にも三角点は無かったが、
東側に一部盛り上がった場所があった。
お歳よりのハイカーがパラパラと登って来る。
下山に入る。 路面状態が良く、下り一方の道なので短時間で下れそうだ。
倒木に草が茂り、緑のアーチが出来ていた。
自虐的に自分の幹で自分を締め付けている木があった。
自分の人生を見ている様な気がする。
27分で下山を終えて駐車場に戻る。車は更に増えていた。
参道らしく、仲良し3人組と保護者?が祭られていた。